ものづくり愛が加速するL字カウンター

今回のワタシ:茨城県 A家の夫・隼さん

こんな暮らしがしたい、という夢は、人それぞれにあるもの。
この連載では、大きな夢から小さな夢までいろんな人に
「自分が決めた、こだわり・思い入れのある場所」をインタビュー。
十人十色の「ワタシの場所」を紹介します。

今回のワタシ

夫・隼さん、妻・朋子さん、長女(1歳)の3人暮らし。
今回のワタシは、夫の隼さん。

茨城県の農業と工業が盛んな地域。その中でも、田んぼや畑に囲まれた静かな土地で暮らすAさんご家族。

もともと賃貸暮らしだったこともあって、家の完成を誰よりも心待ちにしていたというのは夫の隼さん。その分、家づくりへのこだわりもひとしお。キッチンの棚や植物台、デッキの階段、滑り台、庭の小屋と、至るところにDIYしたものが並びます。

「自分の城ができたのが嬉しくて。この木の家の雰囲気に合わせて、なんでも作りたくなっちゃうんです」。

「ワタシが決めたのは
ロフトのL字カウンターです」

そんな隼さんのいちばんのお気に入りは、2Fの吹き抜け横のロフトスペースに作った「L字カウンター」。

「元々自分の作業スペースにしようと思っていたんですが、引き渡しの日にワクワクしてしまって、徹夜で設置してしまいました(笑)。L字カウンターにしたのは、道具が取り出しやすいということと、当時は目の前の窓から桜の木が見えたので、ここに座って作業をしたら気持ちいいだろうなと思って」

隼さんがここで作るのは、夫婦の共通の趣味、キャンプグッズ。ミシンでテントを縫ったり、外を眺めて一息ついたりと、ここで作業するひとときを楽しんでいます。

「L字カウンターの周りに置いているのは、古道具屋さんや蚤の市で集めたインテリアグッズ。自分の好きなものに囲まれると、一段と作業に集中できるんですよね」

長女が生まれてからは、保育園で使うバッグや巾着を作るため、妻の朋子さんがこのL字カウンターで作業することも。今となっては夫婦2人のお気に入りの空間になっているようです。

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