おおらかな木の家には
人の生き方を変えるチカラがある(ような気がする)。
そこで、木の家に住んでいる人にこんな質問を。
「木の家に住む前と、住んでいる今。
なにか、変わりました?」

マイチェーンソーを手に入れました

埼玉県

Wさんご夫婦 後編

Wさんご夫婦

ご主人・奥さんのふたり暮らし。ペットは、猫のブラッキーと文鳥のマッシュ、インコのマックス。2年半前、郊外にWONDER DEVICEを建築。

「きのいえ以前。薪ストーブは憧れでした」

一番大きな変化は何でしたか?

ご主人:薪ストーブですね。憧れがありましたが、都内の集合住宅に住んでいたので、薪ストーブなんてもってのほか。今、住んでいる場所は郊外なんですが、どこでも設置していいわけではないんです。なので、薪ストーブが許される土地を探しました。近辺にも何件か煙突を持つ家がありますよ。家の工事中も設置が楽しみで、何度も見学しにきましたね。

奥さん:玄関を入ってすぐにこういう場所がある、というイメージが私にはこれまでなくて、どうなるかな?と楽しみでした。私の要望を主人がスケッチに起こして、すり合わせしながらイメージを共有しました。

薪ストーブはご主人の念願。薪を保管するための棚も得意のスケッチを描いてDIYした。

「きのいえ以後。マイチェーンソーを手に入れました」

奥さん:薪ストーブを付けたことで、私までチェーンソーを手に入れてしまいました。

ご主人:薪をどこで手に入れるか、薪ストーブ仲間を通じて調べていって。つい最近、近所の方に教えていただいたのが、地元の造園会社の資材置き場。森林を整備したあとの廃棄する木材がたくさんあると。「持っていっていいですよ」といってもらえたので、二人でチェーンソーを持っていきました。自宅でチェーンソーを使うのはさすがに騒音迷惑になるので、こうした場所があるのはほどよい郊外ならではの良さかなあと思います。

奥さん:おまけに隣接する竹林で、たけのこを掘っていいよとまで言ってもらって。関西に住んでいた時も、よくたけのこをもらったりしてましたが、自分で掘るのは初めてでした。

ご主人:暮らしのなかでやる楽しみがたくさんできたからか、そういえばキャンプにも行かなくなったよね。

園芸、庭づくりが趣味の奥さん。関西から大量に運んできたという植物を新居でも大切に育て、エントランスはオープンガーデンのよう。(ワタシが決めました「人生初のDIYを叶えた庭のレンガ」でもご紹介)

埼玉県 Wさんご夫婦 前編