日常に爽風を届ける小さな窓

今回のワタシ:兵庫県 W家の奥さん

こんな暮らしがしたい、という夢は、人それぞれにあるもの。
この連載では、大きな夢から小さな夢までいろんな人に
「自分が決めた、こだわり・思い入れのある場所」をインタビュー。
十人十色の「ワタシの場所」を紹介します。

今回のワタシ

ご主人、奥さん、3人の子どもの5人暮らし。
今回のワタシは、奥さん。

兵庫県の山手。市街を一望できる高台に暮らすWさんご家族。

「家を建てたのが10年前。打ち合わせ時は次男がまだ赤ちゃんで、背中におんぶして参加していました。キッチンの仕様は私が決めたんですが、子ども3人が小さいことを考えると、家のなかはカオスになるだろうと。アイランド型キッチンも考えたのですが、料理をしているときくらいはリビングに背を向けて集中したいと、壁付けのキッチンにしました」

「ワタシが決めたのはキッチンの窓です」

「裏山が見渡せるので借景となるよう、シンク前の壁に小窓も作ってもらいました。」

10年経った今。
庭には、「どこからか種が飛んできて勝手に育った」というシマトネリコの木が成長して、さらに目を楽しませてくれます。

「子ども達も成長して騒ぐことは少なくなったけれど、この窓からの眺めは今も昔もかわらずに癒してくれますね」